オーディオサミットブログ

四国・香川県のオーディオ店「オーディオサミット」のブログです。商品の入荷情報などをご紹介したします。

スピーカー

TANNOY Arundel & JBL C56 Dorian(L101 Lancer) 入荷しました

~TANNOY Arundel~
38cm同軸ユニットを搭載したArden mk2の後継モデル。
ArdenやBerkeleyは時々扱いますが、Arundelは初めて見たような気がします。
発売後35年ほど経っているモデルですので、経年なりの汚れや傷があります。
サランネットのバッジがないのが残念な点です。
この年代のTANNOYのスピーカーではエッジが劣化し朽ち果てている物が多いのですが、前オーナーさんが修理に出してエッジ交換をされていますので、しばらくの間は大丈夫でしょう。


Marantz NA8005とTriode TRV-88SERで鳴らしてみました。
ゆったりと穏やかに鳴るTANNOYらしい音ですね。
雄大な低域表現が編成の大きなクラシック音楽などを聴くとよく合います。
高域のキレも案外良いので、クラシック以外の音楽も十分に楽しませてくれます。
同軸ユニットのおかげか、定位感の表現が巧みですので、ボーカル物もよく鳴ります。
穏やかで優しい表現のため、ハードな音楽には向いていないと思います。

~JBL C56 Dorian(L101 Lancer)~
C56 Dorianと言うよりは、L101 Lancerと呼んだほうが分かりやすいのではないでしょうか。
組み木格子のネットと天板の大理石がカッコイイL101 Lancerが久しぶりに入荷しました。
LE175DLHの形が丸型で、エンクロージャー背面にはエナジャイザー用の段が切ってありますので、どうやら初期型モデルのようです。
正確な製造年は分かりませんが、おそらく50年近くが経過しているのではないかと思われます。
大きな傷はなく、程度は良好です。


こちらもMarantz NA8005とTriode TRV-88SERで鳴らしてみました。
中域にエネルギー感があり、音楽が明るく鳴るスピーカーですね。
聴いていて心地が良く、いつまでも聴いていたいと思わせるサウンドです。
よく聴き込めば、高域はやや不足気味ですし、解像度もそれほど優れている訳ではない事が分かるのですが、そんな事はどうでもいい事だと思わせてくれる魅力があります。
音を楽しむという「音楽」の本質を表現できるスピーカーだと思います。

TANNNOY Arundel / JBL C56 Dorian(L101 Lancer) 共に現代のスピーカーとは違う魅力があります。
ぜひ店頭でご体感ください。

担当S

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